比べてみました ※私はこう思う。

f:id:morikawaminato-hb:20161011212019j:image
こんばんは。





まず初めにご報告です。
学校の協力などもあって正式にブンデスリーガ3部のチームで練習させてもらうことが決まりました。  
撮影していいか聞いたら、君はプレーしに来たんじゃないのか?って言われてグゥの音も出ず
撮影は諦めました。


なのでこれからは写真と文字のみになると思いますが、工夫をしながら書いていこうと思います。





今日はいろんなものを比べていこうと思います。


まず道具


f:id:morikawaminato-hb:20161011204505j:image
これにあとハードルとラダーとふかふかのマットとチューブ、さらになんか人間みたいなやつ
などがあります。


欧州のハンドボールチームはほとんどがスポーツクラブ経営なので、いろんな道具が揃っています。

これだけ道具があると練習の幅は大きく広がりますよね。



本の学校にもたくさんの道具があるはずです。   
使い方などは インターネットで調べるとたくさんの出てきます。









今週の火、木に  3部チームのコーチの息子さんがいるクラブチームに誘われたので、そこを見学しに行きました。







そこで感じた、育成法の違いなどを今日は書きたいと思います。





人数は18人くらい。 そのうちゴールキーパー志望がなんと6人もいて、 ヴォルフとハイネヴェッターのおかげだよ とコーチは笑っていました。



まずここが違う所だと思います。


ヴォルフが活躍した世界選手権。
そしてハイネヴェッターが活躍したスーパーグローブ。

そのどちらにしても テレビで普通に中継されていますし、ドイツ人全員が見られる環境にある。



日本でも昨年のラグビーリオ五輪の卓球、バドミントンなど活躍で  競技人口がガツンと増えています。



それはなぜか。




テレビ中継があるからでしょ〜笑





ハンドボールだって競技人口は前年に比べて増えています。



なのに、応援が地味だとか、ルールが分からないとか、どこで見られるか知らない。とかの理由で 日本ではマイナースポーツと呼ばれているのかなと思います。




野球のルールだって テレビで覚えたし、
六甲おろしもテレビで覚えました。




確実に言えるのは日本でハンドボールに触れる機会というのは非常に少ない。という事ですね。


ドイツだと、ハンドボール専門店があるし
地下鉄の広告にも貼ってあったりします。
公園にもハンドコートがあったり、
子供が親に これなに?! 
あぁ、坊やこれはね…      という機会が非常に多い気がします笑




それが競技人口の多さ。 そしてクラブチームの多さに繋がり、そこから厳選された選手が代表で戦うからこそ強いのだ。 と感じました。




近年アジアでダントツの強さを見せるカタールでは外国人選手達が主流です。
がそれはなぜか?を過去に書いていますのでよろしければどうぞ





はい。
練習見学についてです。


10〜12歳の子達が集まっての練習でしたが、コーチの息子さんは12歳。なのに165位ある。
というかなりでかい小学生で、プレー自体もやはりズバ抜けたものがありました。



練習自体はどのような事をしているかというと、
アップは遊びを取り入れた鬼ごっこのようなもの。

パス練習では 6人1組で  4人が四角形を作り
中の2人がパス回しを妨害する。 
というもの。 


また対人練習では 基本的に2-1.3-2.4-3.などオフェンスが勝ってる状態で行っていました。



そして最後はミニゲームして終わり。









正直なところミニゲームを見ての感想は、日本の小学生の方が上手い。 
なにが上手いって日本の小学生の方が身体を操るのが上手い。 綺麗。
小学生の世界大会があったら確実に日本は毎年上位に食い込むだろうな。と思いました。笑



日本の小学生のレベル知らないだろ!
と思っている方から苦情が来るかもしれませんが、

毎年8月上旬に京都府田辺中央体育館で小学生の全国体会が行われています。


昨年の今年の全国大会は見に行ったのでレベルは把握してるつもりです。(ドヤ顔)







どこで差が出るのか。




まず一つ、  体格。





そしてもう一つ、 頭を使う事。
(独創性、想像力、状況判断能力)











気付いた方もいると思いますが、ドイツの小学生のトレーニングは技術とか、上手さを求めたものではありません。

要求している事はただ一つです。






考えること。






本当にこれのみ。



パス練習でもただパスするだけじゃなくて、DFを入れればボールを奪われないように考えるようになります。


対人練習でも目の前に相手がいたらどこかが必ずフリーになっていると、周りを見るようになります。

そしてどこを攻めればどこがフリーになってくるかが自然にわかるようになります。



そんなトレーニング内容でした。



先を見越してのトレーニングなんだな。と思いました。






日本人は 型にはめるのが好きですよね。

6-9のフットワークや毎日繰り返し行われるトレーニングもそうです。

選手たちはどこかで、慣れが来てしまって、
なんでこの動きをするのかなど考えることをやめてしまって、こなすだけのメニューに、なっているかもしれません。

繰り返し練習する事は確かに大切です。
ただ、なんのためにするのかをプレーする人が分かっていないと 大切な時になんの役にも立ちません。



昨日の晩御飯を聞かれて 中々思い出せない。あの感じと同じです。






練習はルーティーンではなく試合に勝つためにやるものだという事を忘れてはいけませんね。





9〜12歳はゴールデンエイジと呼ばれて、なんでも吸収する事の出来る世代です。
スポーツでもこの年代にどれだけ刺激を与えてあげるか、そして成功体験をさせてあげる事が出来るか。 それが 将来性に大きく関わってくるみたいです。




その年代に考える事を植え付ける。というは大切な事ですよね。




そして重要な事は、 その刺激や色々な経験をさせてあげることが 出来るのは、それを知っている大人しかいないという事ですね。















今日の比べてみました。はここまでです。

書きたい放題になってしまいましたが
ここまで読んで頂いた皆さんありがとうございました。





3部チームの練習に参加して言われた事については次に書きたいと思います。

内容はフェイントについて  です。




なかなか興味深い事を言っていたので次の方が面白いと思います。笑






日本vsオーストラリアは引き分けたみたいで、中々厳しい状況ですね、、、、




ドイツでも今日はワールドカップ予選があって、
ドイツは北アイルランドと戦います。

寮のテレビで騒ぎながら観ることでしょう笑



この日のためにアメリカ人がパイを焼いてくれるみたいなので、その買い物に今からついていきます。笑




今日は野村克也の言葉で締めくくりたいと思います。


プロ野球選手たるもの 野球博士であれ。




今週も頑張りましょう!




写真は統一記念日のベルリン大聖堂です。